

冬の北海道で痛感した“本当に必要な防災”
先日の地震と悪天候が重なった時、つくづく感じたことがあります。
「防災って、思った以上に日常の延長で準備しないと間に合わない」ということです。
北海道は特に、寒さ・吹雪・停電・交通寸断など、環境そのものが厳しい。
だからこそ、**「本当に必要な備えは何か」**を改めてまとめてみました。
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1.インスタントラーメンが非常食に向かない理由
非常食の王道として「ラーメン」を思い浮かべる人は多いけれど、実は 災害用には向いていない と痛感しました。
● 湯を沸かすのが大変
水が必要
ガスや電気が止まると“そもそも調理できない”
冬は気温が低く、湯が沸くまで時間がかかる
普段なら3分で作れるラーメンでも、停電の中、寒い台所で湯を沸かすのは重労働です。
● 湯の後始末も面倒
麺を戻した後のスープを捨てられない
水が貴重な時は洗い物もできない
要するに、
「手間がかかりすぎて非常時には向かない」
という結論です。
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2. 本当に頼りになる非常食は“水だけ・そのまま食べられるもの”
災害時に強いのは、以下のタイプです:
アルファ米(お湯 or 水で戻せる)
パウチのお粥・おこわ
缶詰(サバ缶・焼き鳥・フルーツ等)
ビスケット・栄養食品
水
特に 水のストック は最重要。
最低でも「1人1日3リットル × 3日分」が目安です。
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3. 車の燃料は“半分以下にしない”
今回の揺れと報道で、これも改めて感じたことです。
● 北海道では車が“避難道具”になる
避難所へ行く
情報を得る
車内で暖を取る(停車・換気を徹底)
生活物資の買い出し
病院へ行く
特に冬の吹雪では、車が使えるかどうかが命に関わります。
だから私はこれから
「燃料は半分以下になったら入れる」
と決めました。
満タンなら、暖房もかけられますし、避難の時も安心です。
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4. 冬の防災は“寒さとの戦い”
冬の北海道で大事なものは、地震の揺れよりもその後の環境です。
停電 → 暖房が止まる
ガス停止 → 調理不可能
吹雪 → 外出困難
気温低下 → 命の危険
この季節は、普段の暮らしの延長でしか備えられません。
だからこそ、
「水・燃料・食料」
この3つを常に少し多めに持つことが、結局は一番の防災になります。
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まとめ
今回の出来事で、
「非常時に本当に使えるもの」
と
「実は役に立たないもの」
の違いがはっきりしました。
インスタントラーメン → 手間が多くて非常時には向かない
水 → 最重要
車の燃料 → できるだけ多めに
冬の北海道では“寒さ対策”が命を守る
日常の小さな積み重ねが、防災につながります。
そして、それを気づかせてくれた今回の出来事に感謝しつつ、これからも備えていきたいと思います。


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