

入院を前にして、私が一番切実に感じたのが「禁煙」でした。タバコは長年の習慣であり、気持ちを落ち着ける存在でもあります。しかし、病院では原則として全面禁煙。入院生活を送るうえで、どうしても避けて通れない問題だと気づきました。
なぜ入院前に禁煙が必要なのか
タバコを吸うと血流や回復力に影響が出ることはよく知られています。手術を控えている人にとっては、傷の治りが遅れる原因にもなります。また、病院の敷地内は全面禁煙が多く、持ち込んだとしても吸う場所がありません。つまり「吸えない状況」に自分を置かざるを得ないのです。
さらに、病室で一緒になる患者さんや看護師さんにタバコの匂いを漂わせることは、大きな迷惑になってしまいます。健康を取り戻すための入院なのに、自分の習慣が他人に負担をかけてしまうのは避けたい――そう思ったのも理由の一つでした。
禁煙が難しい理由
分かっていても禁煙は簡単ではありません。長年続けてきた習慣は、体だけでなく心にも深く根付いています。ちょっとした不安やイライラを感じると、つい「タバコが欲しい」と思ってしまうのです。手持ち無沙汰なときにライターを探す癖もなかなか抜けません。
「これが最後の一本」と決めても、翌日にはまた手が伸びてしまう。この繰り返しに、自分でも情けなくなることがありました。
入院準備と一緒に考えた工夫
そこで私は、入院準備をする時に「禁煙グッズ」も一緒に用意しました。
飴やガムを持ち込む:口寂しさを紛らわせる、これは医師から駄目だしをもらう可能性があります。糖分を取ってしまうからです。
お気に入りの本や雑誌を入れる:手持ち無沙汰の時間を減らす、雑誌かスマホでも見てるしかありません。
深呼吸を意識する:吸いたくなった瞬間に息を整える。
ニコチンパッチや禁煙外来の利用:強い依存に備える、次にかかりつけ医に行ったときに、処方してもらえれば、頼んでみようと思ってます。

入院生活は規則正しい時間の流れがあるので
、タバコを吸うタイミングそのものを失いやすい環境でもあります。その環境を「チャンス」と考えれば、禁煙の大きなきっかけになります。
まとめ
入院は、身体を治すための大切な時間です。禁煙は苦しい挑戦かもしれませんが、それを乗り越えることができれば、退院後の生活も大きく変わります。
「入院=健康を取り戻す第一歩」
「禁煙=その第一歩を支える柱」
私はそう思うようになりました。タバコを手放すことは、決して簡単ではありません。でも同じように悩んでいる人へ、「一緒に頑張りましょう」と伝えたいです。
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