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ごめんなさいと、ありがとうを込めて

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田舎の暮らし

人口6千人にも満たないこの町で暮らしていると、
静けさの中で、ふと昔のことを思い出すことがある。
親父の笑い声、母の背中、そして幼い頃の自分。
その記憶の一つひとつが、今では胸の奥で小さく灯るように感じられる。
けれど、同時に「申し訳なかった」という気持ちも、
年を重ねるごとに強くなっている。

迷惑ばかりかけてきた自分

若い頃は、目の前のことにしか目が向かなかった。
調子のいいことを言っては、約束を守れず、
人に頼ってばかりの自分がいた。
パチンコに夢中になり、借りたお金を返せないこともあった。
妹には何度も助けられたのに、
結局、感謝の言葉よりも迷惑の方が多かった。
今では着信も拒否されている。
当たり前だ。
信頼を裏切るというのは、そういうことだ。

それでも思い出すのは、家族の笑顔

それでも不思議なもので、心の奥に残っているのは、
怒られた記憶よりも、笑っていた頃の風景だ。
小さなちゃぶ台を囲んで、家族で食べた夕飯。
冬の夜、ストーブの火に照らされていた母の横顔。
そんな何気ない日々が、
本当はどれほど幸せなことだったのか、
今になってようやくわかる。

もう一度、まっすぐに生きたい

年を取っても、後悔は消えない。
だけど、過去を責めても何も変わらない。
だからこそ、これからを変えていきたい。
「ありがとう」と「ごめんなさい」を心にしまって、
もう一度まっすぐに生きていきたい。
仕事をして、少しずつでも返していく。
小さくても、誠実に生き直していきたい。

信頼を取り戻すのは簡単じゃない

信頼というのは、お金よりも重い。
一度失えば、取り戻すのに何年もかかる。
でも、逃げずに生きることで、
少しずつでも誰かに伝わるものがあると信じたい。
もう若くはないけれど、
心のどこかではまだ「やり直せる」と思っている。
その気持ちがある限り、人生は終わっていない。

小さな町からの再出発

この静かな町で、これからも暮らしていく。
便利さも、華やかさもないけれど、
だからこそ「自分と向き合う時間」がある。
時々は寂しさもある。
けれど、それが生きている証でもある。
親父や母、妹にいつか笑ってもらえるような生き方を、
もう一度取り戻したい。
それが、今の自分にできる唯一の償いだと思う。

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