
災害時に自宅での「在宅避難」を選ぶ家庭が増えています。長期化すると、最低限の備えだけではストレスや体調不良を引き起こすことも。そこで、基本の防災グッズに加えて、より快適に過ごすための“プラスα”アイテムを7つご紹介します。
1. 簡易クッション・座布団
家具が倒れた後や、床への直接座り込みは体に負担がかかります。防水・防汚機能付きの折りたためるクッションを備えておくと、休憩や食事スペースが確保できます。
2. モバイル冷蔵バッグ/保冷バッグ
暑い季節は食中毒の危険も高まります。小型のモバイル冷蔵バッグ+保冷剤で、薬や食材を安全に保管できます。電源不要で持ち運びも簡単です。
3. USB給電式加湿器・空気清浄機
長時間の在宅避難で乾燥やほこりが気になるとき、USB給電タイプの加湿器やフィルター簡易交換式のミニ空気清浄機があると快適度が向上します。
4. 精神安定グッズ
避難生活で感じるストレスや不安を和らげるためのアイテム。香りサシェ(アロマストーン)、塗り絵セット、折り紙など、小さな“癒やし”を持ち込んでみましょう。
5. 家族通信ノート・連絡カード
スマホが通じにくい状況でも、手書きの「安否確認カード」や「集合場所リスト」をノートにまとめておくと、家族や近隣との情報共有がスムーズです。
6. 簡易調理セット
電気が使えない場合に備え、固形燃料やキャンプ用シングルバーナー、アルミ調理パンなどを用意。缶詰やフリーズドライ食品が温められると、気持ちも大きく変わります。
7. ペット用非常袋
ペットも家族の一員。フード、水、トイレシート、リード、予備のケア用品を小さな袋にまとめるだけで、避難時の負担が軽減します。
■ プラスαの備えがもたらすもの
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身体的快適さ:休憩スペースや温度管理で疲労を軽減
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衛生・健康維持:清潔環境と食の安全確保
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精神的安心:ストレス軽減グッズで心のケア
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情報共有:ノートやカードで混乱を防止
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家族・ペットの安全:みんなで備える安心感
在宅避難は「自宅にいながら安全を守る」選択です。基本的な備えに加えて、今日ご紹介したプラスαアイテムを取り入れれば、長期化しても心身ともに安定して過ごせます。ぜひ、家族やペットの快適な“もうひとつの避難所”を、今のうちに整えておきましょう。
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